【インプレ】TREK MADONE 9

インプレ

なんか最近エアロロードがいいらしい。
メディアとかの売り文句はなかなかにわかに信用できないとこもあるけど、ツールドおきなわとかで活躍しているアマチュアレーサーが言ってるのを聞くとちょっとその気になってきちゃう。
へんなしがらみないからアマチュアのほうがホントにいいものに拘れるってとこあると思います。
特に「おきなわ」な人たちのかける想いは半端じゃないからねえ。
何回も勝ってる王者TさんもTIMEだと思ってたらなんとVENGEにチェンジしてた!
ツールドおきなわのコースは平地、下りが結構あるのでまたエアロロードとの相性もいいんでしょうね。

なんてこともあり何となくエアロロード物色してたらヤフオクで出物があって思わず手を出しちゃいました!爆  笑
VENGEか、SistemSixか、はたまたFoilか、S5か。。。。
みんな高いです!
Foilは比較的リーズナブルですがワイヤーケーブル外出しは何か中途半端な気も。。。
ディスクエアロまでいけちゃえばいいんでしょうが、ホイール含めてそこまで大枚はたく決心もつかず。。。
あとやっぱり軽いのがいいしなあ。

で結局落札しちゃったのはTREKのMADONE 9!
リムブレーキ仕様です。
MADONE 9、エアロはかなりのレベルみたいです。
見た目ゴツいけどあれでそこそこ軽いみたいです。
あと振動軽減機構のISOSPEEDはそんなに悪い評判を耳にしないなあ。
掘り出し物見つけてラッキー!って感じでしたが、送られてきた現物みたら、いやいやちょっと驚きでした。びっくり
とりあえず外観はこんなです。
いつもはちゃんと重量測りながら組むんですが、今回は早く試走したいばかりに重量測定はしょってしまいました。

驚きポイント① 専用ブレーキ & ベクターウイング
VENGE VIAS(リムブレーキ仕様)も専用ブレーキですがあっちはエアロのためにブレーキにどいてもらってます。
MADONE 9は場所はそのままでエアロシェイプの専用ブレーキ+ベクターウイングというカバー(フロントのみ)ですね。
はっきり言って、「ここまでやる?」みたいな凝りに凝ったつくりになってます。
専用ブレーキ(フロント/ベクターウイングなし)
センタープルです。

専用ブレーキ(リア)
支点からのレバー比がフロントと違っていて、似てるけど前後は別物です。
フロントはガツンときいて、リアはソフトにきく感じで、微妙なコントロール性重視の設定になってます。

ちなみに前後とも本当はブレーキ自体にもエアロカバーが付くんですが、ヤフオクでの入手品ということもあって付属してませんでした。ゲッソリ
サービスパーツで入手できないかなあ。。。。
TRPのエアロブレーキと構造はクリソツ!
たぶん製造元はTRPでしょうね。

ベクターウイングの動く様子は動画をご覧ください。
実際の走行中はここまでハンドル切ることはほぼないので、たぶんそんなには動きません。


実はこのフロントがこの専用ブレーキなせいでハンドル目いっぱい切ることができません。
実走行では問題ないんですが、輪行袋に入れるとき実は困ります。
とにかくエアロをとことん追求してますので、実走行で問題なければ輪行のことまで割り切って気にしないでねドキドキってことのようですね。

驚きポイント② 専用ハンドルまわりのワイヤールーティング
通常ワイヤでごちゃごちゃするステム周りですが、専用のステム一体ハンドルバーが設定されていてワイヤ類はハンドル~ステム~フレームという経路ですべて内蔵されるので、無事組めればスッキリです。
自分の場合、フロントシングル&リア変速はワイヤレスのXshifterなのでワイヤ類はブレーキのみ。
そのおかげでずいぶん楽でしたが、変速用のワイヤ類もあったら相当苦労したでしょうね。
ちなみにコラムスペーサーのところにはこんな小窓があいてます。
ハンドル切ったときにリアブレーキワイヤーが抵抗にならないようにしてるようです。

ベクターウイングもこの小窓もそうですが、水浸入への配慮はゼロです。
大雨の中を走行したら恐らくヘッドチューブらへんには水が溜まるでしょうね。
ホントにエアロ追求で「細かいことは気にすんな!」って感じです。
整備性は最悪!と評判のモデルですが、究極モデルにつきそのへんはユーザーメンテと配慮でカバーしてねドキドキという完全強気な姿勢になってます。

驚きポイント③ 専用シートポストだとサドルが。。。
カーボンレールのサドルがつきません。ガーン
カーボンレールって断面積稼ぐために断面がちょっと楕円になってますが、真円状の金属レールでないとレールの固定部分にフィットしないようになってます。
そのため300gの重量級サドルを暫定でつけてます。
こんなところでもいろいろと面倒くさい仕様になってます。
MADONE 9実際に組んでみるとその変態ぶり相当なものでした!
今回は特に触れませんがこれに更にISOSPEEDなんて仕掛けもついてます。
さすがに中華カーボン勢もコイツをコピーする気にはならないんじゃないでしょうか?
今や流れは完全にディスクエアロなので、このMADONE 9は唯我独尊リムブレーキモデルの究極最終形といえるかもしれません。
いやあ、でもここまでの変態だとさすがに付き合いきれるかちょっと不安にもなりますね。
よっぽど走りが凄くないとねえ。。。

ということで実際の走行インプレはまた別途レポートする予定です。

コメント

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
タイトルとURLをコピーしました