【ロングライドの記録 第9弾】秩父-甲府ロングライド

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このロングライドは8月の「奥秩父ロングライド」のリベンジです。
「奥秩父ロングライド」では主目的だった「大弛峠クライム」は無事果たしたものの、その後ゲリラ豪雨に襲われ木賊峠~観音峠のルートは走れず途中で断念してます。
そのへんちょっと消化不良だったんでスッキリさせたいということで企画してみました。

【ロングライドの記録 第5弾】奥秩父ロングライド(大弛峠〜クリスタルライン)
奥秩父ロングライド。メインは大弛峠ですね。標高2360m。日本でマイカーで行ける最も標高が高い峠だそうです。奥秩父のど真ん中を山梨〜長野をまたぐスケールのデカい峠です。舗装されてるのは山梨側だけなので、ロードバイクだと山梨側から往復するよう

でもせっかくなので「やり残し」だけじゃなくて、もうちょっと気合が乗ってくるようなルートはないものか?
ルートナビでちくちく検討した結果、いいルート見つけることができましたよ!
秩父から志賀坂峠~ぶどう峠を越えて、そこから南進してラストで木賊峠~観音峠を越えて甲府に向かうというルート。
距離で170km弱なので始発で家を出てギリ日帰り可能な行程です。
獲得高度も3500mくらいあってテンションあがります。
今回のルートのRelive動画はコチラです。



秩父と甲府ってぜんぜん接点がない印象だったんですが、こうやってルートを作ってみるとそんなに遠くはないんですね。
でも地図をちゃんとみると、それどころか実は秩父と甲府には直行ホットラインがあるじゃあないですか!
「雁坂トンネル」という奥秩父の山の下を通る凄いトンネル!
1998年開通の有料道路です。
全長6625mで一般国道では東京湾アクアラインに次ぐ2番目の長さのトンネルとのことです。
こんなの掘るなんてよくやるなあ。。。
甲府と秩父のホットラインなんてそこまで金かける意味あるんかい???
開通当初はそこそこの交通量だったらしいが、現在では当初計画の4割程度の交通量らしい。
やっぱりそうだろうなあ、今となっては維持費も大変そうだし。。。
でも自転車は通行禁止で走れないので関係ないんですけどね。
トンネルの中を走ってもつまらないしね。
そうは言うものの、やっぱり費用対効果を考えると税金の使いみちとして疑問はあるなあ、などと徒然に思ったりしてしまう。。。

さてそれはそうとしてロングライドです。
今回の新装備はコチラ。
クイックリリースの先につけるライトホルダとライト。
アルミ製でライトのホルダ部分は中空になっているのでかなり軽量です。
これで真っ暗なトンネルでもビビらず走れて安心です。

最近ロングライドで山深い峠のほうに出かけてよく感じるのは、公共交通機関もちゃんと整備されていないような山奥の山村がどうやって経済的に生き延びているのかという疑問。
今回のルートでいうと秩父から志賀坂トンネルを越えた先にある群馬県上野村。
都市部からはかなり離れていて相当不便だし、ここで収入を得ながら暮らしていくのはホント大変そう。。。
で、ちょっと調べてみたら確かに過疎地域ではあるものの上野村の財政は極めて健全だということが判明。

群馬県の財政力指数番付 - 都道府県・市区町村ランキング【日本・地域番付】
群馬県の財政力指数ランキングです。夕張市をはじめとして、多くの自治体が過大な負債にあえぐ日本。財源の需要と供給バランスがとれた都道府県はわずか2つ。一方で、驚異の財政力をもつ村も存在します。

「なんでー?」と思ったら神流川発電所のおかげみたい。
この神流川発電所というのがまた凄くて、長野県の千曲川の上流にある南相木ダムと群馬県の神流川上流にある上野ダムの水位の差を利用した揚水式発電所なんだって。
山を挟んで2つのダムの間にトンネル掘って、そこに水を流しているらしい。
なので発電所自体は山の地下にあって、現在2機が稼働中で、将来的には6機体制にするとのこと。
やっぱり発電インフラに貢献できると地元はウハウハなのね。
それにしても水系が違うダムをトンネルで繋いじゃうというのはすごいスケールで驚き!
おまけに一般的にはほとんど知られていないというさり気なさ。。。

http://www.tepco.co.jp/solution/power_equipment/water_power/kannagawa-j.html

ちなみにこのトンネルが掘られている山というのが、実は1985年に日航機墜落事故があった御巣鷹山。
もう昭和世代じゃなきゃ「御巣鷹山」とか聞いても反応しないんでしょうけどね。。。
このへんのこと調べてたらもうひとつ驚きの発見があって、日航機が墜落したのは正しくは御巣鷹山ではなくて高天原山の中腹だって。
「御巣鷹山」が一般化してしまったので引っ込みがつかなくなって、墜落地点は御巣鷹山の尾根じゃないけど「御巣鷹の尾根」と命名されたみたい。
この日航機墜落事故地点と地下発電所の場所がほぼ一致するという事実は、カルトネタ好きな人たちにとっては格好の題材となっているみたい。
ネット検索するとさまざまな憶測がまことしやかに流布されている。
そういうの好きな方はちょっと調べてみると面白いかも。

あと今回のルートだと川上村もちょっと変わった雰囲気を感じたところでした。
地方の山村にしてはちゃんと経済活動が成立している雰囲気。
そしてよく見かける外国人労働者。
これもネットで調べるといろいろ書いてありました。
「外国人労働者が支える平均年収2500万円のレタス王国」ってことみたいです。
自転車旅ってこういうこと直感的に感じることが結構多いですね。
帰って後から調べて「やっぱりそうだったの。。。」みたいな感じです。
ちょこっと通過してるだけなんですけどねえ。

今回のロングライドではもうひとつカルトっぽい出来事がありました。
「瑞牆山の近くではXshifterが動かなくなる」現象です。
Xshifterはサードパーティーの無線電動シフターです。
個人的にとても気に入っていて愛用してます。
それまでトラブルらしいトラブルはなかったんですが、前回の奥秩父ロングライドでは瑞牆山の麓でゲリラ豪雨に襲われ浸水でXshifterが動かなくなるという悲劇に襲われました。
(その後、乾かしたら無事復活しましたが。。。)
今回は幸い雨に降られることもなく信州峠を越えて瑞牆山の麓まで来たら、、、なんとまたXshifterが動かなくなる事象が発生!ガーン
なぜ???
すると今度はナビに使っているetrex20xがダウン。
なぜ???
最終的には両方ともただの電池切れだったんですが、そういったことが瑞牆山の麓ではいっぺんに起こるという偶然!
もしかしたらこれも何かあるのか?と思ってネット検索したところ。。。
さすがにそういう怪奇現象が瑞牆山麓で多発するという記事はありませんでした。
ただの偶然ということでああよかった。。。
etrex20xについては直近で電池を替えてから日光のロングライドでまるまる2日間使って今回は3日目だったんで、まあそんなもんなんでしょうね。
バックアップでEDGE520にルート書き込んで持っていってたので問題なかったです。
Xshifterについてはシフト信号を送るボタン電池の電池切れでした。
これも予備電池持参してたので問題なかったんですが、Xshifterのボタン電池の交換はちょっと面倒なので出来ればロングライド中の電池切れは避けたいところ。
電池の寿命は週末だけの使用で3~4か月ってとこでしょうか?
スマホアプリで電池の残量はチェックできるのでロングライド前は忘れずにチェックするようにしなきゃダメだなあ。

そんなトラブルはあったものの速やかに対応できたので、前回途中で断念したコースも無事走りきることができました。
それにしても木賊峠から甲府までは30kmずっと下りだったんでやけに疲れた。
体は冷えるし、手はしびれるし、腰もつらいし。。。
やっぱりちょっとつらくてもクライミングのほうが性に合ってるみたいです、自分の場合。。。

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