【ロングライドの記録 第10弾】伊豆半島ロングライド

ロングライドの記録

10月の週末は天気が悪く予定していたロングライドがことごとく中止に。
中央本線は復旧に時間がかかっていて交通も不便だし、台風で山の峠道は相当荒れている。
こんなときは無理して出掛けて想定外のトラブルに巻き込まれるのもイヤなのでまあ自粛と思っていたものの、そろそろストレスが溜まってきた。
これはイカン。。。。
ということで伊豆半島を1日がっつり走ってくることにしました。
しかし道路情報を確認するとやっぱり伊豆半島でも一部の峠道はまだ通行止めになっている。
なのであんまり欲張らずに海岸線の道路と通行可能な峠道を組み合わせてルートつくってみました。

今回走ったルートのRelive動画はこちら。



前日に仕事が終わってから輪行で熱海のホテルまで行って宿泊。
今回は無性にホテルの朝食バイキングが食べたい気分だったので出発はやや遅め。
朝食が7時からだったので出発は8時ちょい前になっちゃいました。
もう10月末なので日没は結構早い。
走行距離が180kmくらいなので明るいうちに走り終えられるかちょっと不安。
朝食せめて6時半からにしてよ!と思いつつ、熱海はビジネス客メインじゃないのでのんびりのようです。
チェックアウトして熱海駅のコインロッカーに余計な荷物は預けて出発。
海岸線に沿って伊豆半島を南下していきます。
左手には相模湾が広がっていていい景色ですが、伊東くらいまでは交通量が多くよそ見してると事故るのでちょっとストレス。
伊東を過ぎると海が近いにも関わらず「伊豆高原」と呼ばれる一帯となり交通量も減ってきていい感じに。
個人的にはやっぱり海より山を走ってるほうが気が休まるなあ。
伊豆半島の東岸は伊東まではJR、伊東から下田までは伊豆急行が走ってます。
伊豆急行は切り立った海岸線のすぐ横を走る単線の鉄道で便数は1時間に2本くらいなのできっとここも寂れゆくローカル線かと思いきや、調べてみるとそこまでヤバい状況ではないみたい。
さすが伊豆半島は観光地としては立地もよく、観光資源にも恵まれているので踏ん張れているんでしょうね。

伊豆半島の先っぽには下田という街があります。
下田といえば幕末の黒船来航だっけ???
いやいや黒船来航は三浦半島の浦賀でしたね。
下田は黒船来航の結果、開港された港でした。
実際自転車で走って熱海~下田でも結構な距離がありますが、江戸~下田だと相当な距離ですね。
当時は移動手段が基本徒歩な上に、伊豆半島の先っぽから更に箱根の関所を越えなきゃ江戸には入れない立地なので、まあ開港先としては安パイな立地だったということなんでしょうね。
せっかくなので下田まで行きたかったんですが、時間が微妙だったんで手前の河津で伊豆半島の東岸を離れます。

伊豆半島の最高峰は天城山・万三郎岳1406m。
なので伊豆半島の舗装路が通っている峠道としては高くても1000m前後といったところ。
自転車でクライミングするには比較的手頃な感じなところが多いです。
河津から伊豆半島の西岸に向けては「バサラ峠」という変わった名前の峠を越えました。
「バサラ」は漢字表記だと「婆娑羅」で何とここにはおば捨て伝説があったらしい。
サイクリング中に感じたことを後から調べてみると、いろいろと興味深い事実が判明することが結構あるので面白いです。

伊豆半島の西岸の海沿いに走ったのは松崎町から西伊豆町の数kmだけで、すぐに今回のメインターゲットの峠である「仁科峠」に向けてのクライミング開始です。
西伊豆町から仁科川に沿ってクライミングしていくとずーっと地味な山道が続いていくんですが、「もうそろそろ峠か?」と思って前が開けると突然絶景が広がります。
仁科峠から北側に続く稜線に道路が通ってますが、ここからは駿河湾や富士山の眺望を楽しみながら気持ちのよいライドが楽しめます。
船原峠で稜線の絶景ルートを離れ、修善寺を抜けてゴールである熱海を目指します。

今でこそ伊豆半島は西岸、東岸にも道路が整備されてますが、もともと伊豆半島の幹線道は三島~修善寺~天城峠~下田に続く下田街道ですね。
切り立った海岸線に沿った道路を整備するのはなかなか大変なことです。
それに対しては川沿いは道路が整備しやすく街道が発達するのは世の常です。
中伊豆はそういったこともあり結構開けてる印象でした。
伊豆半島を支えてるのは背骨となる中伊豆ってことなんでしょうね。

ラストは函南から熱海峠を越えて熱海に戻りました。
熱海峠618m。
ラストちょっと気が緩んでバテましたが何とか日没前に帰還できました。

ダイジェスト動画はコチラになります。

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