愛用のフロントシングルのロードバイクを軽量化!

Xshifter

フロントシングルだとフロントのシフター&ディレイラーに加えインナーチェーンリングが不要になるので本来は軽量化できるはずなんですがどうもそんなに軽くなっていない。。。
その元凶はフロント50T、リア11-46Tというギアセッティングにあります。
フロントも本当はもっと小さいギアにしたいんですけどね。。。

【インプレ】Xshifter その2 〜12速の巻〜
SRAMがRED eTAP AXSでロードも12速化してきましたね。機械式で一足早く12速化していたカンパは、EPSの12速化です。シマノは2020年のデュラエースのモデルチェンジまで取り残されちゃいましたね。(後発になるんで何かドエライこ

すればいい?
したいんですどね、なかなか適当なギアが売ってないんですよ。
自分の場合、トップでほしいギア比は50-12→4.17あれば十分です。
もちろん平地では踏み切れないですけど、下りで脚が余らないように考えるとこれくらいほしいです。
ギア比4.17くらいを確保する場合、リアフリーのトップが11Tならフロントは46T、10Tなら42T、9Tなら38Tになりますね。
一方でローでほしいギア比はダブルのインナーローで考えると34-28→1.21くらいですかねえ。
そうするとフリーのローでほしいのはフロントが50Tなら42T、46Tなら38T、42Tなら35T、38Tなら32Tとなります。

つまりまとめると以下の通りです。
ほしいギア比はトップ4.17、ロー1.21。
これを実現するには、
フロント50Tならフリーは42-12T。
フロント46Tならフリーは38-11T。
フロント42Tならフリーは35-10T。
フロント38Tならフリーは32-9T。
これを見てわかるのはギア比のレンジが同じ場合、フリーのトップギアが小さくできればフリーのローギアもフロントチェーンリングのギアも小さくできるということです。
つまり軽量化可能ということですね。

これに対して入手可能なフリー(12速以上)で検討できそうなものは以下のような感じです。
・HG(中華互換品) 12speed 11-46T/11-50T
・SRAM XD/XDR 12speed 10-50T(MTB)/10-36T(Road:Force)
・Shimano 12speed 10-45T(MTB:MicroSpline)
・Campagnolo 13speed 9-36T(Gravel:Ekal)
・Rotor 13speed  10-36T
これだけあってもそれぞれギアピッチも違うし互換性ないじゃん、、、ってなるんですが、Xshifterがあればオールマイティですね。
リアディレイラもギアのキャパシティさえ満足してれば問題なしです。
ありもののカセットスプロケととリアディレイラーの組み合わせに対して、スマホで各段のギアピッチの調整しちゃえばいいだけです。

思いがけずXshifterを導入しちゃった件
いやあ、Xshifter買っちゃいました!ベンチャー系製品の初物だししばらく様子見のつもりでしたが、何か可能性感じちゃったんだよなあ。。。Xshifterの可能性って何よ?ロードだとカンパがいち早く12速化し、SRAMも今年はロードの12速

このへんを踏まえた今までの設定は、フロント50TでリアカセットはHG中華互換品の11-46Tでした。
ネックはホイールのハブボディがHGだったことです。
HGだとロックリングの都合でトップは11Tより小さくできないので、もうその時点でほとんどの選択肢は消えてしまいます。
せめてトップ11Tとか12Tとかでもロー側の選択肢がもっとあればいいんですけどね。
12速だとロード用はロー32Tくらいが最大で、MTB用だとローは46Tくらいから。
この間の設定がまるでないわけです。
MTB用1Xだとリアスプロケのローは50Tが主流、デカいのは52Tとかまであって、基本発想がワイドばっかりでクロスっていう概念がまるで感じられないのでガックリです。。。
リアがこれくらいワイドになっちゃうとそれに対応するリアディレイラもデカ&ゴツのヘビー級になっちゃうのでキツイです。
どの部品もみんなドデかヘビー級になっちゃうわけです。

救世主はスラムの1×12でした。
それでも当初カセットは10-33Tまでしかなかったんですが、10-36Tが後から追加されました!

幅広タイヤにも対応! 10-36Tカセットと43/30Tチェーンリングを追加したNEW「SRAM Force eTap AXS」 | Bicycle Club, 新製品ニュース
「SRAM(スラム)」から、新製品が登場。無線電動コンポーネント「SRAM Force eTap AXS」のシリーズに、10-36Tカセットと43/30Tチェーンリングのオプションが追加された。これに合わせ、タイヤクリアランスを向上させ安定したスムーズなシフトチェンジを可能にしたフロントディレイラー、ワイドクランクセッ...

ホントはカンパのグラベル13速EKARが良かったんだけどなあ。
Xshifterは14速まで対応可能なことがわかったんでここで、13速を導入できたら完全にひとり独走じゃないですか!
でもさすがにカンパは部品価格高すぎだし、フリーボディは「N3W」という新型らしいんでいかにも入手困難っぽい。
シマノのMicroSplineですらAliexpressで探してもフリーボディあんまりないくらいですから。

Xshifterがすでに14速まで対応してた件
メインのスマホをiPhoneからAndroidに変更したので、それに伴って使っていたアプリをひと通り入れ直すことになったんですが、サードパーティの電動変速システム"Xshifter"の設定アプリがiPhone版とAndr
カンパニョーロ EKAR 1×13速の新世代グラベルコンポーネントが発表 - 新製品情報2021
カンパニョーロから全く新しいグラベル用コンポーネント「EKAR(エカル)」が発表された。トップ9Tを採用したブランド初のリア13速、フロントシングル専用、グラベルコンポでは世界最軽量となるトータル重量2,385gという新世代のグループセットだ。1×13速を採用したカンパニョーロ初のグラベルコンポーネント「EKAR」 (...

その点、SRAMのXD/XDRは強みがありますね。
フリーボディの入手が容易です。
Aliexpressですぐ見つかります。
ホイール側も愛用のICANホイールはハブにNovatecを採用しているのでフリーボディの互換品が豊富です。
ということで結論的には、フリーはSRAMの10-36Tでフロントチェーンリングは42Tとしました。
フロント42Tなら手持ちで余っているAbsoluteBlackの楕円チェーンリングもあるから出費も抑えられる!
更にリアディレイラーもこれまた手持ちの2X用のRIVALのミディアムゲージがあったんでこれを試してみることにしました。
スペック的にはフリーのローギアはMAX32Tなんですが、いまどきディレイラハンガーのエクステンションパーツが出回っているので「これでいけるんじゃない?」ってノリですね。
チャレンジです。

さて実際の軽量化効果の検証です。
まずカセットスプロケット。
BEFORE:中華品HG12seed 11-46T → 571g

AFTER:SRAM 12speed XG-1270 10-36T → 302g

269gの軽量化!
SRAMはいつもながら箱が豪華、、、って、箱はいいからもっと安くしてほしいなあ。

次はリアディレイラー。
BEFORE:SRAM GX eagle → 294g

AFTER:SRAM RIVAL ミディアムゲージ(2X用) → 206g

88gの軽量化でした。

フリーボディです。
BEFORE:Novatec HGフリーボディ → 87g

AFTER:Novatec互換XDRフリーボディ(Aliexpressで入手)

軽量化は3g。
もともと4つ爪でしたが、6つ爪になりました。
特に問題はないがちょっとラチェット音がうるさい。


XDRは初でした。
カセットスプロケは一体式でシマノのようなロックリングもなしで最初ちょっと戸惑いましたが、セットしてそのまま締めるだけなので使い勝手は悪くないですね。

フロントチェーンリング
BEFORE:AbusoluteBlack 楕円ギア 50T → 104g

AFTER:AbsoluteBlack 楕円ギア 42T → 77g

軽量化は27gでした。

外観比較です。
フロント50T、リア46-11T

フロント42T、リア36-10T

軽量化はトータル387gでした!
ホントはチェーンも短くなった分もあるんですが測り忘れました。
(たぶん5gくらい。)

変速性能は、、、実用上は問題ないですが、もう一声って感じですね。
もうちょっと、ヌル、スパッっと来てほしいんですが。。。
ちょっと様子見つつですが、このへんは今後の課題にしたいと思います。

コメント

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
タイトルとURLをコピーしました