Birdyのラインナップを見るとギアセッティング違いのモデルがいろいろとラインナップされてますね。
標準的なのは”Standard”(18インチ)のフロントシングル(52T)、リア9速(11-32T)でしょうか。
ロード(普通はフロントダブルですが。。。)だと何となく見たことあるような歯数の数字になってます。。。
しかしこれは解釈まちがいですね。
ミニベロだとタイヤの周長が違うのでロードの700Cと同じギア比でもぜんぜん進みません。
つまりタイヤの周長の比の分だけ更に減速側にギア比がかかってくるということです。
タイヤ周長を700x25C→2105mm、406×1.25→1450mm(今の自分のBirdy仕様です。)とすると、1450/2105=0.689ということになります。
”ギア軽いばっかりで進まん。。。。”ということですね。
まあ市街地しか走らないならこれでもそんなに不満はないんでしょうけどね。

もっといろんなシチュエーションで走る人のニーズに応えるための仕様もBirdyにはラインナップされています。
”R”(20インチ)フロントシングル(52T)、リア12速(11-28T)
”Rohloff”(18インチ)フロントシングル(52T)、リア内装14速
”Touring”(18インチ)フロントシングル(52T)、リア内装3速x外装8速(11-30T)
”R”は20インチが売りみたいですが、ぜんぜんワイドな設定じゃないのでいまいちですね。
”Rohloff”は内装の14速ハブというメカオタクが大好きになっちゃいそうな特殊仕様です。
ハブ単品で購入して20インチリムでホイール組んで、、、とか夢が広がっちゃいますが、Rohloffハブというのはかなり高価なのでなかなか手が出せないんじゃないでしょうか、重いし。。。(ハブ単品で1.8kgらしい。。。)
”Touring”はSturmey ArcherというHG8/9速のフリーボディーがついている内装3速リアハブを使っていますね。
こちらはハブ単品重量1.0kg程度で、お値段もまあ検討範囲内となってます。
”Touring”のリア内装&外装合せ技はけっこう面白げですね。

さてそんなこんなはあるものの最終的に採用したカスタマイズ仕様はこちらになります。
詳細はフロントシングル(60T)、リア12速(11-40T)で、リアディレイラーはSORA9速用をXshifterで動かしています。
このセッティングを700Cのロードバイクだとどれくらいに相当するか計算してみると(406ホイールの場合)、トップギアは50-13相当、ローギアは34-33相当って感じです。
ミニベロとしては結構ワイドレシオな設定になっていると思っています。
リア11-40Tのフリースプロケ12速はちょっと変わり者ですが、Aliexpressでいろいろ物色して入手できました。
やっぱりXshifterはこんなとき便利です。
互換性の概念がぶっ飛びますからね!

Birdyでこういうこと(フロントチェーンリングを馬鹿デカくするとか、フリースプロケのロー側を馬鹿デカくするとか)をするとちょっと問題が起こります。
ロー側でチェーンとチェーンステーが擦ります。
もうこれはある程度仕方ないので諦めます、まあまあちょっと擦っている程度なので。。。
でもこれでチェーンステーが傷だらけになるのはちょっと気分が悪いので、その点だけは対応することにしました。
中央の青い部品を3Dプリンターで製作して結束バンドで固定しました。
こうするとチェーンは青い部品(材料:TPU)と干渉するのでチェーンステーは無傷なわけです。
長時間のヒルクライムだとどうなるかちょっと心配な部分はありますが、まあ試してみることにします。
リア内装変速ハブでのギアカスタマイズはちょっと惹かれますが、ホイールにもこだわりがあると最終的には不満がでてくることが多い気がします。
新しいホイールが欲しくなったときに「内装変速ハブはどうするんだ?」という悩みがでてくるわけです。
そういう意味でも今回は新たな投資最小限でいい感じにでできたかなあと思っております。
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