ビーナスラインとは長野にある全長76kmの山岳道路です。
茅野市から蓼科~白樺湖~霧ヶ峰~美ヶ原(美ヶ原美術館)まで続く観光道路ですね。
計画で段階では更に美ヶ原の王ヶ頭を越えて武石峠までのルートが検討されていたそうです。

実際に現地を走ってみると、現在では想像できないような異常なまでな昭和の観光開発の気合いを感じずにはいられません。
まずは標高2000mにあり屋外展示が売りの美ヶ原高原美術館。
1981年に箱根彫刻の森美術館の姉妹館として開館されたそうですが、11月下旬から4月中旬まで道路の冬季通行止めにあわせて閉館となるらしい。
350点あまりの現代彫刻は、厳しい気候にも耐えなくてはならないので大変です。
維持管理をまともに考えたら、まともな神経じゃあこんな施設は運営できませんよね。
ちなみに美ヶ原高原美術館のサイトでは現地のライブ映像を配信していたので、当日の映像を見てみたらちゃんと自分が映りこんでいるのが確認できました。

美ヶ原の最高地点の「王ヶ頭」もすごいです。
象徴的な立派な山岳ホテルとアンテナ群がそびえる山頂です。
存在感がすごいですね。
山岳ホテルはもともとはよくある普通の山小屋だったようですが、電波塔が立ち、観光開発が進み、その流れの中で立派な山岳ホテルと発展していったんだそうです。
電波塔は8基ほどがあるそうです。
現在は景観への配慮などからこれ以上増やさないような配慮がされているようですが、すでに景観的にはすごい迫力です。
美ヶ原は長野県のど真ん中にあり、周囲に遮るものがなく、電波塔の建設にはばっちりな立地だったということで、1958年に最初の電波塔が完成し、日本屈指の「電波銀座」へと発展していったとのこと。
これでも日本百名山ということになっています。
電波塔と日本百名山はどちらが先だったのか?
日本百名山の出版は1964年なので、このとき少なくとも最初の電波塔は完成済みとなっています。
現在のような過激な状況ではまだなかったかもしれませんが。。。


霧ヶ峰には八島ヶ原湿原、車山湿原、踊場湿原といった湿原があり、またその周囲には旧石器時代の遺跡が点在しているということで、ビーナスライン建設の際にはこれらの保護の観点でけっこうもめたみたいです。
今となっては維持管理にもお金がかかるということで、観光と保護管理をうまくどう考えるのかが難しいところですよね。

白樺湖というとかなりリゾートっぽい印象でしたが、白樺湖はもともとは「農業用温水溜め池」だったんだそうです。
1946年竣工。
太平洋戦争終戦の翌年です、リゾートはまだまだ無縁の時代ですね。
立地的には霧ヶ峰と蓼科をつなぐ場所ですから、その後のビーナスラインに沿った巨大な観光開発の流れを考えれば、リゾート化していくのは運命だったんでしょう。

女神湖や雨境峠にも、おもしろい歴史的ストーリーがあるようです。

前置きが長くなりましたが、今回のライドのルート図はこちらです。
「ビーナスラインライド」となってますが、今回は女神湖より先の蓼科区間は走っていません。
ただこの区間は過去の第26弾ロングライドで走っているので、合わせ技でほぼ完走ということになります。(正確には茅野~蓼科湖付近は未走行になってます。)
今回のライドのダイジェスト動画はこちらになります。
最近、体力の衰えを受け入れてしまっており、のんびり走ってます。

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