今年はなぜか京都な夏です。
別に前回のロングライドが良かったんで、「また京都へ!」ってわけではないんです。
前回と同じなのは、また別件で用事があったってことです。
奇遇です。
そういうわけでまた京都発でサイクリングを楽しんできました。
しかし前回と似たような企画ではつまらないので、どうしましょうか?
といろいろ考えた結果、京都から名古屋を目指すサイクリングにしてみました。
でも検討してみると1日で走るには、京都から名古屋って微妙に遠い。。。
アップダウンがミニマムでかつ最短ルートを選べばもちろんぜんぜん余裕なんですが、それはあまりにもつまらない。
やっぱり峠越えしなきゃ!って検討してみると、京都から名古屋を直線的に目指すと基本は鈴鹿山脈越えなんですね。
その手前も琵琶湖岸の近江盆地ルートを選択しなければ、信楽(しがらき)高原などの丘陵地帯でアップダウンを楽しめます。
標高的には1000m未満ですが、そんなでこんなでそこそこ獲得標高を稼げそうです。
しかし名古屋まで行くとなると、、、山越えしてからの平地区間がけっこう長くてウザいです。
おまけにまだやけに暑いし。。。
ということで微妙に日和ってゴールは名古屋のちょい手前の桑名に設定しました。
その分、山越え区間ではアップダウンをたくさん楽しめるルートにしてみました。
今回の一番の目玉クライムは、”石榑(いしぐれ)峠” 690mですね。
今は普通に国道421号を行くと石榑トンネルで滋賀→三重の県境超えですけど、トンネル入り口手前で旧国道に入ると”コンクリートブロック”で知られる石榑峠に行けます。
いわゆる〝酷道”として知られた三重側は現在は通行止め(廃道)になっているようですが、まだそんなには荒れていないなんて情報もあるみたいですね。
まあ無理せず戻ってトンネルを抜けてということもできるので、とりあえず滋賀側から石榑峠までは行ってみることにします。
石榑トンネル(4.2km)を自転車で抜けるのはそれはそれでかなり恐怖らしいですが。。。
丘陵地帯のサイクリングのルートを作るときには名前のついている峠があると重宝します。
良さげな峠をピックアップして峠をつなぐように決めていけば基本的なルートが完成です。
困るのはそこそこ距離のあるアップダウンなのに”名無し峠”な場合ですね。
峠とは「山道を上りつめてそこから下りになる場所。(Wikipedia)」とのことですが、そもそも名前のある峠は昔から往来のある道だと思うんです。
最近作ったような道路の場合、明らかに峠のようなポイントでも新しく名付けられる峠って聞かないですからね。
街道を歩いて旅していたような時代だと、峠は山中で自分の位置判別が容易な重要ポイントであったと思うのでその場所の名付けを行う合理的理由があったわけですが、現在はロングクライムのピークだからといってわざわざ名付けを行う必要もないってことになるんでしょう。
まあ最近だと鉄道の新駅とかは市町村合併に伴う新自治体の名付けとかがありますが、ちょっとセンス的には???なものも多くて個人的にはがっかりな感じですが。。。。
で、なんでこんな話題なのかというと今回のライドの前半部分は”名無し峠”ばっかりだったからです。
結論的には、「やっぱり個人的には峠に名前があって欲しい!」ってことなんですが。。。
今回のライドの前半部分で希少な“名有り峠”は以下の動画の”アセボ峠”です。
変わった名前の峠ですがその由来は「汗疹(あせも)の変形であり、荷台を引き汗をかきながら峠を越したことに発するという説がある。(Wikipedia)」だそうです。
む、む、む、、、名付けって難しいですね。。。。
さて今回の目玉クライムの石榑峠ですが、普通に読めないです。。。(いしぐれ)
由来は、、、単純に地名のようです。(三重県いなべ市石榑)
「榑(くれ)」っていうのは材木の板材だそうです。(普通知らん。。。)
滋賀側からのクライムはよく整備された国道421号を石榑トンネル手前で旧国道に入りますが、旧道も普通に走りやすい道でした。
最初少しだけ傾斜厳しめですが、すぐに傾斜が緩くなりあとは峠までそのまま快適に走れます。
前方には竜ヶ岳(1099m)という山がそびえていて眺めがよいです。
竜ヶ岳はハイキングにも人気の山みたいですね。
石榑峠からだと1時間半くらいの登山のようです。
さて問題の石榑峠の三重側ですが。。。。
知りたい方は以下の動画をご覧くださいね。
最終的には無事、石榑峠を越えて予定通り桑名までライドを楽しめたわけですが、それにしてもこの日はもう9月も半ばというのに相変わらず暑かったです。
特に石榑峠を下って桑名に向けて下っていくと急激に気温が上昇していくのが体感できて気分悪かったです。
この暑さを考えると名古屋を目指さなかったのは正解だったですね。
目指すとついつい無理しちゃいますから。
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