【ロングライドの記録 第35弾】京都-琵琶湖周辺ロングライド

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琵琶湖に行く用事があり(鳥人間コンテストではないですが。。。)、ついでなので自転車を持って行っていろいろ走ってきました。
といっても生まれも育ちも関東で、西日本のことはほとんど知らないのです。
土地勘がゼロなわけです。
でもせっかく行くからにはガッツリ走ってきたいなあ、ということでGoogleマップとにらめっこですね。
まあそこそこロングライドの回数を重ねているということもあり、最近はGoogleマップとにらめっこすればだいたい自分好みのサイクリングルートをアレンジできるようになってきました。
やっぱり峠のビッグクライムが楽しいですね。
いつもヘロヘロになりますが。。。。
遭難しないようにヘンテコ荒れ荒れのとこは避けなきゃですけどね。
今回のスタート地点は京都駅です!
でもまっすぐ琵琶湖には行きませんよ。
峠をいくつか越えて日本海側の若狭湾に抜けて一泊。
そこから琵琶湖のほとり近江高島へ行って用事をすませて、その後もまっすぐは帰りません。
琵琶湖の北側をぐるっと回り込んでい琵琶湖の東側の伊吹山地にある鳥越峠をクライミングしたのちに米原にゴールするという全行程です。
詳細を知りたい方はGoogle Earth動画をぜひご覧ください。



琵琶湖は言わずと知れた日本最大の湖ですが、位置的に「きっと昔は海と繋がっていたに違いない。。。」などと勝手に推測してましたが、これはまったくの誤りでありました。
琵琶湖は鈴鹿山地、伊吹山地、野坂山地、比良山地、甲賀山地といった山々に囲まれており、これらの山々の数多くの河川が琵琶湖に注がれています。
水面は標高約85mあり、海のような大きさですが、むしろ巨大な河川と認識した方がよいかもしれませんね。
歴史的にも約40万年もの歴史を持つ世界でも有数の古代湖なんだそうです。
いやはや無知丸出しでお恥ずかしいですが、サイクリングするとこういう勉強になることが多いのも楽しみのひとつです。

出発は京都です。
京都といえば日本有数の観光地です。
”泣くよウグイス、、、”の平安京の時代から江戸時代の終わりまで、実に1000年以上も都(天皇の住まいがあった都市)だったわけですが、現代人的感覚だと京都が都だった理由はピンときませんよね。
内陸にあって東側、北側、西側は山に囲まれててちょっと不便です。
名古屋側から新幹線で行くと、トンネルを抜けるといきなり京都ですからね。
まあ当時は現代とはいろいろ違う事情があったようですが、そういう部分も含めた神秘性みたいなものが京都の魅力を引き立たせているのかも、、、、などと勝手に思ったりしています。

『奈良京都が都だった理由の謎 古代史漫談』
皆さん 素朴な疑問でありませんか?なんで? 日本の歴史の中で数千年の長きにわたって都が 奈良と京都だったのか?お答えいたそう( ̄▽+ ̄*)盆地 が一つのキーワ…

そんなわけで京都から日本海・若狭湾をめざして進めば山があって峠ライドを楽しめるわけです。
それも京都周辺にはけっこうな激坂があるようです。
今回走った前ヶ畑峠、百井峠、花脊峠も京都らへんでは激坂として名の知れた峠のようですね。

【京都の峠】京都屈指の高負荷な峠たち
さて、私はクロスバイク・ロードバイクに興味をもつようになってから、これまで京都近郊のコースを回ってきました!! この【京都の峠】というテーマでは、難易度別にそのコースを紹介していこうというものです。


今回のライドはこういった激坂もつらかったわけですが、それに加えて背中に背負ったバカでかい荷物でほぼ死にました。。。
動画を見ていただければわかると思いますが、重量的には背中に自転車一台分背負ってサイクリングしてる感じです。
サイクリング以外の用事があったためとはいえ、余計な苦行を味わったことはこれもまた貴重な経験と考えるしかないですね。。。。

京都と若狭湾を結ぶルートを語る上で避けて通れないのは”鯖街道”ですね。
鯖街道は日本海から都へ魚介類など運搬するのに使われていた歴史的ルートの総称です。
”鯖”はあくまでわかりやすい代表例なだけ魚介類全般が運ばれていたみたいです。
また鯖街道のルートは一本だけではなくて様々なルートがあるらしくて、それらすべてが鯖街道なんだそうです。
今となっては地元の方々は広域でよい観光ネタに使えるので有難いんじゃないでしょうか。
ちなみに今回走った”おにゅう峠”も由緒正しい鯖街道のようです。

鯖街道 - Wikipedia
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そんなこんなで辿り着いた若狭湾はちょっとしたローカルリゾートになっててびっくりしました。
(たぶん)地元の人々がイケイケな感じでビーチを楽しんでいる光景が広がってましたよ。
おまけにサザエとかの密漁もついでに楽しんじゃっているみたいで、こちらは結構な問題になっているようです。

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最近ロングライドしてて思うのは、”結局、激坂ってどこにでもある!”ってことです。
自転車で走ってゲキつらい20%くらいの傾斜は山のほうならいたるとこにあるわけで、結局そこに道を作るのか、作らないかってことだけの話になります。
そういう意味だと林道くらいのマイナーな道だとけっこうまあ作っちゃうわけですね。
それでちょいちょい崩れたりするわけですが。
最近はそういうとこは崩れたら無理して直さないで放棄しちゃう感じになってますが。。。
なわけで、ちょっとマイナーな面白そうな峠を攻めるとどこもハードでツラいってことです。

琵琶湖の周辺を走ってると戦国時代でよく聞くようなロケーションが次々に現れるので訳もなく興奮しちゃいます。
今回走ったルートらへんだけでも賤ケ岳、小谷城、長浜城、佐和山城とか、こんなに密集していたんですね。
さらにちょっと足を伸ばせば安土城、坂本城、関ケ原とかとか。
いやいやもうお腹いっぱいって感じですよ。
でも今回最後のビッグクライムだった鳥越峠は、何となく”琵琶湖”っていうよりは”岐阜”って感じでした。
ちょっと山深くって雰囲気違う感じでした。
機会があれば岐阜らへんもじっくり走ってみたいなあ、いつか。

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