ロングライドをするならもちろん軽量なロードバイクで身軽に走るのが一番です。
それなのに最近の自分のロングライドはFOLDING BIKEが多いです。
なぜかというと別件で遠征したついでにサイクリングしてくるというパターンが多いからなんです。
せっかく遠出したのにそのまま帰ってきちゃうというのはちょっともったいないじゃないですか。
でも「別件あるのにロードバイクで輪行してっていうのは、ちょっと本格的感を出し過ぎでは?」などと思ってしまったりして。。。
「FOLGING BIKEなら別件が終わるまでさりげなく自転車を隠し持っておけるのではないか!」などと恥ずかしながら思ってしまうわけですが、実際にやってみると多少おとなしめ感を出せるくらいに過ぎません。。。
普通の人からみ見ると「何で自転車持ってきてるわけ?」っていうのが第一で、その自転車収納袋の大小はおまけみたいなものでしょうね。
所詮は変人であることにたいした違いはないということで。。。
まあそれはそれでいいんですが、結局自分的には未知領域である「FOLDING BIKEワールド」に脚を踏み入れるいい口実になるわけです、単に。
新しくFOLDING BIKEを買って、、、カスタマイズして、、、別件と抱き合わせでサイクリングの計画をして、、、とか、つまりいろいろ未体験の新たな楽しみネタなわけです。
まずはFOLDING BIKEの購入ですね。
ロードバイクでももちろんそうですがFOLDING BIKEもピンキリです。
とりあえずお試しで価格的にもお手頃な奴で、、、などと最初のうちは思いながら物色するんですが、いつものパターンでだんだんと欲が出てきて「より軽く。。。」、「よりコンパクトな。。。」、「走りの満足度も高い。。。」、「どうせならパーツもそれなりな。。。」とかいろいろ妄想が広がってしまうわけです。
そして収集がつかないまま、あれもよい、これもよい、いやいやケチってもしょうがないのでいっそのこと、、、などとどんどん沼に沈んでいくわけですが、自分の場合はある程度沈んでしまうと「なんでそこまでする必要あるんだっけ?」とふと正気に戻ったりします。
しかしそれも一時的に振り出しに戻るだけだったりするわけで。。。
結局、何度かそんなループを繰り返しながら着地点を見つけていくような感じです。
そんなループの様子を書くことは思い出すだけでも疲れてしまうので、着地点だけ書かせてもらいます。
購入したのはこちらのFOLDING BIKEです。
SAVANE CARBON FDB20というバイクです。
6年くらい前にリリースされたバイクでメルカリで中古品を安く入手させてもらいました。
20インチ、カーボンフレーム、ディスクブレーキがついてます。
変速はフロントシングル9速で物足りない感じですが、これは今後カスタマイズするのを前提にって感じですね。
ギアの歯数はフロント53T、リアは11-34Tになってたんですが、ロード乗りにとっては違和感しかない数値です。
ギア比はクランク1回転まわすことでどれだけ進む?ってことなので、つまりホイール径が小さい分だけロードと同じギア比だと進まないってことですね。
ロードのギア比でイメージしようとするとざっくりホイール径の比を掛ければよいので、だいたいフロント39T、リア11-34Tってことになりますね。
ロー側は激坂峠も攻めれそうですが、トップ側はこれじゃあぜんぜん進まないですね。
このへんは最近ギア段数含めてカスタマイズしたので、また別の機会にアップしたいと思っています。
折りたたみ時のコンパクトさを求めればホイール径16インチ、14インチなんて選択肢も出てくると思いますが、トップ側のギア比を考えると自分的にはちょっとありえませんね。
またリアディレイラーは20インチでもずいぶん路面が近いので、16インチ、14インチだといったいどうなっちゃうのかちょっと不安です。
FOLDING BIKEの折りたたみ方式はいろいろあるみたいですが、このバイクはオーソドックスに①サドルをMAX下げる。②ハンドルを付け根で折りたたむ。③フレームを中央で折りたたむ。という3ステップだけでとっても簡単です。
ホイールを外さなくていいのはずいぶん気が楽です。
またハンドルまわりは折りたた時に向きとか高さとか変える必要がないので、決まったセッティングのままで輪行できてよいです。
FOLDING BIKEの一番の弱点はフレームを折りたたむ部分のヒンジといわれてるようですね。
普通に考えてペダリングしたときにフレームがねじれるところにもろヒンジがありますからねえ。
今回購入したバイクは中古品ということもあってか、最初走ったらヒンジまわりがガタガタで「ガビーン!」って感じでした。
調整でなんとかならないかといろいろやってみましたがあまり変わらず、Bingチャットに質問したら「折りたたみ自転車の場合、ある程度のガタつきは仕方ありません。」などと回答される始末。。。
「やっちまった。。。。」と一通り絶望しましたが、まあ冷静に考えてなんとか対処するしかないですよね。
もともとどんなヒンジにもガタはありますから、それを最小にするためには構造的に2つのことで対応していると考えられます。
ひとつはガタを片側に寄せる機構。
ヒンジがへたってガタが増えたときは、この機構を使えばガタが小さくなるように調整できます。
もうひとつはヒンジの合わせ面がずれないようにするノックですね。
ガタを減らしてもノックがないとズレちゃいますからね。
ただノックは基本的には調整とか交換ができるようになっていないので、ノックが甘くなるとガタは解消しないと考えられます。
たぶん購入したバイクのガタが解消しないのはノックのせいなんでしょうね。
こういうときはもう力技しかないですね。
シムを使ってノックのガタを最小にするしかないです。
でも普通”シム”とか持ってないしねえ。。。。
仕方ないので”ビニールテープ”を挟んでみたらけっこういい感じでしたよ。
ということでとりあえずこれで様子を見てみることにします。
FOLDING BIKEの輪行袋ですが、Amazonとかで調べてみると結構頑丈そうでしっかりしたものが多いです。
これ自分的には最悪ですね。
そんな重いの使えるか!って感じです。
よいのがあれば購入しようと思ってたんですが、結局購入時におまけとしてついてきた簡易カバーをそのまま使うことにしました。
いやいや軽量な輪行袋としてはこれは結構優秀かも!と今は思っています。
さてそれで走ってみた感じですが、さすがにフレームがきゃしゃな感じがしましたが意外とFOLDING BIKEも悪くないかもしれません。
ちゃんとポジションが出て、ギアがそれなりにかかれば、自転車はちゃんと進んでくれるってことじゃないでしょうか。
もともと自転車って機械的ロスはそんなにないですからね。
レースのように1分、1秒を競うわけではないので全然OKかと思っています。
”ミニベロでロングライドはきつい!”なんて記事もよくみますが、実際100-130kmのロングライドを走ってみて自分的には今のところぜんぜんありだと思っています。
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