【ロングライドの記録 第13弾】利根川-霞ヶ浦ロングライド

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ここのところ急激に冷え込んですっかり冬っぽくなりました。
山のほうに走りに行くには厳しい季節です。
路面凍結は怖いし、長い下りは体が冷えて辛い。
おまけに日は短いし。。。
まあ冬はインドアトレーナーでおとなしくしてるというのも一つの手です。
でも自分の場合、やっぱりストレスたまってきちゃってどこかに走りに行きたい衝動に駆られます。
特に最近厄介なのは、お決まりワンパターンの練習コースだとモチベが上がらないことです。
すっかりロングライドずいてしまったので、見知らぬ長距離の新コースがいいんですよね。
なので今回は冬場のロングライドに最適なフラットロングコースを検討してみました。
走ったコースはこちらになります。



武蔵野線三郷駅スタートで利根川沿いに銚子・犬吠埼まで行って、そこから利根川を渡って茨城県に入って霞ヶ浦へ向かい、霞ヶ浦の湖岸沿いに土浦駅まで200kmのコースです。
距離は長いですが交通量も少なくほとんど高低差のないフラットコースなので、高速巡行のライドが楽しめます。
装備面でいうとロングライドも「第13弾」なのでもうほぼ定番装備でかわりばえなくなってきましたが、前回ロングライド(第12弾)でナビ+アクションカメラのアルミのマウントブラケットがぶち折れるというトラブルが出たんでそこは対応しました。
それがこちら。

ナビとアクションカメラの2つをひとつのマウントブラケットで保持するのは「重すぎNG」という結論で、それぞれ別々のマウントブラケットで保持するようにしました。
重量面では若干不利ですが思っていたよりのスッキリしていてなかなか悪くない。

今回、走りに行く前にテレビを見ていたらたまたま利根川の番組をやっていて驚きの事実を知りました。
利根川ってもともとは東京湾に流れ出ていたんだって!
それが江戸時代になって徳川が江戸に入ったときに「利根川の東遷」と呼ばれる大規模な治水工事をして現在のようになったとのこと。
霞ヶ浦のほか手賀沼とか印旛沼とか牛久沼とかは、ともとはひと続きの巨大な入り江だったらしい。
いやあ驚きでした!
詳しくはこちらに出ています。

水防・治水の歴史 | 利根川下流河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
利根川で発生した度重なる洪水と、水防・治水の歴史をご紹介します。

今回利根川沿いに銚子まで行ったわけですが、景色はホント単調でした。
でもまあそれもそこが昔は入り江の海の中だったと思うとなんとなく納得。。。

でもその分、銚子まで行って海に出たときは感激でした。
特に君ヶ浜から見る犬吠埼の灯台はツールドフランスでみた「モンバントゥー」の頂上みたいでした。(私見ですが。。。)

↓mont ventoux

↓inubozak

銚子大橋を渡って次に目指したのは霞ヶ浦。
霞ヶ浦に向けては国道124号をひたすら走りますが、ここもまた単調な一本道。
地名は「神栖市」。
「神栖」って聞いたことあると思ったら、アニメ「新世界より」の舞台になっている街の名前が「神栖66町」。
実在の場所を舞台にしていたんですね。
でもこの神栖市ですがこんな関東の東の隅っこにある街ですが、やたら金満で栄えている感じでした。
比較的新しくて立派な公園、スポーツ施設、公共施設などがあちこちにあります。
調べてみるとかつては農業と漁業が中心の貧しい地域だったそうですが、1960年以降鉄鋼、石油などの重化学コンビナートの街として急速に発展し、現在も豊かな税収があり福祉、公共サービスが充実しており県外からの転入者も多いとのこと。
なんかここの地域だけ「ひっそりと独自にバブル継続中」という感じでちょっと奇妙な感じでした。
そもそもこれだけ栄えているのに市街地に鉄道が通っていない。
神栖市役所のホームページの「市役所への行き方」には以下の通りになってます。
1.東京駅から高速バス
2.銚子駅からの路線バス
3.最寄り駅からの車での移動 所要時間20~30分
4.車での移動 一番近いインターチェンジ(潮来)から所要時間約20分
更に千葉県側から神栖市に入るには利根川を挟んでいる立地上から4つの橋にルートが限定されている上に橋には防犯目的で防犯カメラが設置されているとのことです。

平成30年第1回市議会定例会・市政運営の所信|茨城県神栖市

要するに「特に用のない人は街に来るな!」って感じありありですね。
今は地方じゃどこも地域経済活性化のために地域外から人を呼び込むことに躍起ですが、ここは例外中の例外なんでしょうね。

今回の最終目的地の霞ヶ浦ですが、さすがデカいです。
周囲長250kmですからね。
ほとんど海みたいな感じですが淡水です。
これだけの天然資源があれば観光やレジャーなどもっと活用できるのではと思いますが霞ヶ浦って地味ですよね。
霞ヶ浦って普通泳がないらしいです。
水質がいまいちのようです。
そもそも霞ヶ浦はほとんど流れがなくて水が循環しないので水質を維持するのが大変なようです。
湖岸のサイクリングロードを走っていると、湖上には小屋みたいなのがいっぱいあるのに気づきます。
東南アジアみたいに湖上住居者でもいるのかと勘違いしそうですが、人影もありません。
調べるとこれはかつての鯉養殖小屋だったそうです。
「かつては」なのは2003年にコイヘルペス発生で霞ヶ浦の鯉養殖業者はすべて廃業したとのことです。
小屋だけ放置されちゃってるんですね。
周囲長250kmもあると少なからず生活排水の流入があり、それが外へ出ていかないんで溜まりやすいという持病みたいな感じでしょうか?
なんか水質改善してくれる植物や生物を大量に繁殖してうまくやれないかなあ、などと思ったりします。
霞ヶ浦っていい感じのところなのにそういうネガティブな要因が足を引っ張ってるのがホント残念です。

今回のゴールは土浦。
ここの街も変わっていて相当内陸なのに雰囲気は港街な感じ。
実際、「土浦港」もあるし。
今回は久々山のほうに行かないロングライドでしたが、いろいろ興味深いことにも出会え面白かったです。
(でもやっぱり山派かなあ、自分は。。。)

ダイジェスト動画はこちら。

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