予想よりもずいぶんのびのびになっていた新型デュラエースがついに正式発表されましたね。
それも新型アルテグラも同時発表というおまけつきでした!
同時発表になった経緯はおそらくいろいろあるんでしょうが、新型デュラが遅れてるうちに新型アルテが追い付いちゃったんで、すったもんだ議論の末に「もういいから一緒に出しちまえ!」となったような気がしますね、、、、勝手な想像ですが。。。。
すでにいろんなとこで新型の詳細情報が出回ってますので、そういうのはそっちを参照してくださいね。
以下、個人的な所感です。
まず思ったのは「Di2推しなのね。。。」ってことですね。
機械式シフトの人はまだシマノじゃ12速になれない。。。
プロのトップチームはほぼDi2なんでしょうが、やっぱりDi2は値段が高いですからね。
貧乏ライダーにとっては高嶺の花です。
まあそのうち出てくるんでしょうがシマノで12速化したい貧乏ライダーはまだ”おあずけ”状態が続くのはちょっと悲しい。。。
仕様の大きなトピックスについては、セミワイヤレス化とシフトの高速化でしょうか。
全体的な印象としてSRAMとかは新コンセプトを前面に出した仕様設定を売りにする感じですが、シマノはプロユースでの改善点を徹底的につぶしこんできた感じです。
むちゃくちゃ正攻法です。
本質追及の速くて正確な電動シフト、性能を犠牲にしない範囲でのメンテ性向上ですからね。
他にもブレーキのディスクパッドクリアランス拡大とかエアロポジションがとりやすいSTIレバーの”ハの字”取り付けの標準化とかモロ現場の声を反映って感じです。
”ハの字”取り付けは実用的なんでしょうが、もうちょっと何とかならんかったのかって気がします。
「選手がやりだしたんでそうしました!」って感じで知性とかこだわりを感じないんだよなあ、格好悪いし。
デュラエースがそんなにしたら、世の中のトップモデルがみんなそんなになってしまうという影響力を考えてほしかったなあと思います。
ディスクロータはサガン愛用のXTRロータが標準になりましたね。
ディスクロータってかなり奥が深いと思っていて、単純に冷えるっぽいフィンがついてればいいわけではなさそうな感じはしてたんでどんなの出てくるか注目してたんですが、新作ではありませんでした。
ディスクロータの設計はやっぱりMTBのほうが先行してるんだなあと自分のような素人は単純に思っちゃうので、むちゃ軽くてよく効いてタッチが変わらないロード用ディスクロータの新作を待ちたいです。
(今回は間に合わなかったが遅れて出てくると勝手に思っています。)
そういえばリムブレーキ仕様は生き残っているみたいですね。
STIレバーもキャリパブレーキもしっかりラインナップされてます。
たぶんシマノはやめたかったと思うんですけどね、、、プロチームからやっぱり根強い要望があるのでしょうかねえ。
そうそうあとコンポの顔であるクランクのデザインどうでしょうか?
まあダイレクトドライブは不採用で基本は前モデルからの進化形って感じですが、新デュラと新アルテの似て非なる二つの顔を同時に見せられるとちょっと微妙な気持ちです。
カタログ値で重量差は21g、新アルテのほうがかなりリーズナブルなんでしょうね。
凝り凝りの新デュラとシンプルでお得な新アルテ。
これコンポトータルでもそうかもしれませんよね。
どっち買う?と聞かれたら、「新アルテでもいいか。。。」と答えちゃいそう。
デュラと書いていないのが不満な場合は、アルテのロゴを消してノーロゴで使うのが良いかもしれません。
あとホイールですか。
これはハイトの設定が時代の変化を感じさせます。
50mmが標準オールラウンド、ヒルクライム用が36mm、平坦用が60mmですからね。
自分のような”オールドタイプ”にとってはみんななかなかディープです。
ホイールの設定はチューブラー/チューブレスとディスク/リムブレーキの組み合わせなんですが、驚いたのはチューブレスとリムブレーキの組み合わせが設定されてないことです。
リムブレーキを使っている一般ユーザーのことはもう眼中にないってことですね。
まあボチボチ一般ユーザーもリムブレーキからは手を引いたほうがよさそうな流れですね。
こだわりがある人は別ですけどね。
さて注目してた新デュラエースですが個人的に買うのか?
買わないですね。
もうほぼレースにもでないので。
単純に技術的な興味だけですね。
個人的には完全に別路線ですから。
最近、久々に新しいフレーム発注しました。
届いたら組み上げるまでをブログにアップしたいと思っていますので、興味がある方はお楽しみに!
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