ディスクロード化するにあたって自分でメンテしやすいワイヤー式ディスクブレーキがいい!ってことで、ワイヤー式油圧ディスクブレーキを使ってきたんですが、この頃ちょっといろいろと不満なとこがあります。



TRPのHY/RDは性能的にはいいんですが、、、、問題は「デカっ!重っ!」ですね。
ブレーキは命を預けるんだから多少重いのは目をつぶるべし!が正論ですが、今愛用しているTFSAのフレームだとキャリパボディとシートステイが干渉して組付けられませんでした。
もうこれではどうしようもないですよね。。。

中華メーカーiiiPRO A8000は軽量コンパクトなのはいいんですが、いまいち制動力が安定しないと感じることがあります。
ディスクロータやブレーキパッドをいろいろ試してみて「これならなかなかよいかも!」というセッティングを見つけたつもりだったんですが、ロングライドに行って長い下りを攻めたりすると制動力が甘くなってると感じることがあります。
これはいつか大怪我しちゃうんじゃないか、、、、ってことで、ディスクロードのブレーキ問題は振り出しに戻ってしまったわけです。
最近だとGROWTACの機械式ディスクブレーキ”EQUAL”という製品が話題になってますね。
GROWTACは国内のこだわり自転車関連用品メーカーです。
いまどきこういうこだわり国内メーカーは希少になってきてますが、こだわりメーカーが作っただけあって軽量で制動力もかなり高いと評判です。
そんなこだわり製品を購入してぜひインプレしたいとこですが、残念ながら購入するにはかなり予算オーバーの”たかすぎクン”ですね。
でもまあワイヤー式油圧ディスクじゃなくても、ちゃんとした機械式ディスクなら性能も問題ないんだ!ということを実証してくれたので、”機械式ディスクでもいいんじゃないか!”っていう気分にさせてくれたという点でとても感謝しております。

他にもうちょっとリーズナブルな製品ないかな?と探してみると、この辺の問題を整理してくれている有難い記事を発見しました。
この記事には候補になるような製品がだいたい網羅されているので助かりました。
ディスクロードに適合するフラットマウントタイプの候補は、シマノBR-RS305、TRP SPYREもしくはSPYRE SLC、TEKTRO MD-C550ってとこですね。


無難に行くならシマノさんですよねえ。
シマノさんですからほぼ外れはないだろうという信頼感があります。
ただちょっと面白みはないですが。。。。
まあ今回はさすがに”外れはご勘弁!”って感じだったのでほぼ決定だったんですが、購入にあたって重大な問題が発覚しました。
それは、、、どこにも在庫がない、、、入荷は8月?9月?って感じです。
シマノさんは新製品以外ならデリバリ完璧!ってイメージだったんですが、そうでもないんですね。。。
これはさすがに待てないので諦めました。
TRPのSPYREはけっこうネットにレビュー記事がアップされてます。
SPYRE SLCは同じ基本構造の軽量上位モデルのようです。
BR-RS305はシングルピストンなのに対してSPYREシリーズはデュアルピストンなんだそうです。
シングルよりはローターを両側から挟み込むデュアルのほうが機構的には格上だと思うので、SPYREシリーズも侮れない存在です。
それでTEKTRO MD-C550はどうなのよ?ってことになります。
それにしても”MD-C550”って名前がちょっと地味すぎです、、、ただの型番だからあまり考えてないんでしょうが。。。
実はTRPというのはTEKTROのレーシングブランドということで、つまりメーカーとして考える分にはTEKTRO=TRPということのようです。
つまりMD-C550は、SPYRE SLCの下位グレードであるSPYREの更に下位グレードってことですね。
横並びにしてみてみると、それぞれ細部形状や仕上げはちょいちょい違いますが基本構造は同じみたいですね、SPYREと同様にはデュアルピストンってなってますし。
というような調査結果に基づき、最終的には”TEKTRO MD-C550”にしちゃったわけです。
TRP-TEKTROラインナップの一番下のグレード、、、、つまり安いのに流れたってわけです。。。
また”安物買いの銭失い、、、”みたいなことにならなきゃいいんですけどね、我ながら。。。
現物はこちらです。
↓リア。最近は長い急坂の下りで楽なのでリアロータも160mmにしてます。
↓フロント。取り付けアダプタの違いだけです。
まあアダプタ付きでこの重量なら全然納得です。
ロードバイクに取り付けるとこんな感じになります。
下位グレードとは言え特に安っぽさはなく、外観的には造りもしっかりしてます。
実走でのインプレはワイヤー式油圧ディスクブレーキのときのこともあるので評価は慎重にいきたいところですが、ファーストインプレッションとしてはブレーキの効き、ブレーキレバーの引きともに問題はありません。
このバイクもそうですがワイヤーフル内装の場合は組むときにワイヤーの取り回しに細心の注意を払う必要があります。
ワイヤーに屈曲してるとこがあったり、ハンドルを切ったときにワイヤーが張っちゃうようなことがあると、ブレーキ性能以前にアウトですからね。
このバイクはその点結構うまく調整できたのでワイヤーの引きはとってもスムーズで気分が良いです!
最近ブレーキまわりにストレスを感じてましたが、このブレーキに替えて今のところ快適になりました。
パッドとローターが擦れないように調整するのもかなり楽です。
ちゃんと測ってはないですがパッドとローターの隙間もそれなりに確保されてるということなんだと思います。
まずはしばらく走り込んで様子を見てみたいと思います。
コメント