【ロングライドの記録 第28弾】奥利根・矢木沢ダム-ゆけむり街道ライド

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今回の目的地は「奥利根」!
「奥利根」といえば信濃川に次いで日本で2番目に長い川である利根川の源流域であり、「関東の水瓶」とも呼ばれてますね。
相当な山奥というイメージで出かけたんですが、実際走ってみるとそんな感じはあんまりしなかったです。
その理由は大きくは2つだと思っています。
ひとつめは「ダム」
奥利根には巨大ダム群があります。
矢木沢ダム、奈良俣ダム、須田貝ダム、藤原ダムに加えて、近所には玉原ダムなんてのもある。
矢木沢ダム⇔須田貝ダム、玉原ダム⇔藤原ダムは揚水発電ですね。
「揚水発電」というのは、夜間の余剰電力で下のダムの水をポンプで上のダムへ揚水して、電力需要が増加する昼間に上のダムに貯めた水を使って発電するという方式とのことです。
国内では50箇所くらい運用されているそうです。
でもそれっていったいどんだけ夜間に電気を使って水を汲み上げるのよ?って感じもしますよね。
単純に電力収支だけでいえば確実に損してるんでしょうけど、昼間と夜間の電力の需給バランスを調整する手段としては有効とされてます。
(原子力発電ありき、、なんて話もあるようですが。。。)
まあいずれにしろこういう巨大な設備があるわけなので管理のために道路はしっかりと整備されているし、地元にもしっかりとお金が落ちるわけなので「山奥感」が薄れるってわけです。

利根川のあらまし | 利根川上流河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局
利根川上流河川事務所・国土交通省 関東地方整備局・利根川のあらまし
奥利根4湖とダム|観光|群馬県水上温泉の水上高原ホテル200<公式>
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玉原湖(群馬県沼田) - 水辺遍路
たんばらこ。玉原ダム。 東京電力の揚水式発電の上位貯水池。 北関東、奥利根の代表的なレジャーレイクである藤原湖を下位貯水池とした世界最大クラスの揚程(ポンプが汲み上げる水の高さ)を誇る揚水発電の上池。 釣り、ボート禁止。ほか管理所内での犬散歩禁止。 周辺は玉原高原で、サイクリングコース、スキー場が整備されている。 駐車...

「奥利根の山奥感があんまりしない理由」のふたつめは「尾瀬」の存在です。
今回のライドの出発地点は上越新幹線の上毛高原駅だったんですが、始発で行ったのに物凄い人数が降車してバス乗り場に行列ができてたのでびっくりしました。
東京から尾瀬に行く一般的なルートは「新幹線で上毛高原駅」→「バスでJR沼田駅経由で尾瀬の玄関戸倉」→「更にバス、タクシーなどで大清水、富士見下、鳩待峠へ」ってことのようです。
今回のライドでは戸倉も通過しましたが、ここもかなり活気があって繁盛してるようでした。
尾瀬は偉大な観光地ですね。
ちなみに尾瀬は阿賀野川水系最大の支流只見川の源流域で奥利根ではないんですけどね。。。。

尾瀬へのアクセス:公共交通機関の場合|尾瀬総合案内【戸倉版】関東から1番近い 尾瀬の入り口は 「尾瀬戸倉」です。
関東から1番近い尾瀬の玄関口・尾瀬戸倉から発信する、「尾瀬国立公園」へ真っ直ぐに通じる便利で深い情報サイト
尾瀬へのアクセス/鳩待峠・大清水、尾瀬御池・沼山峠、小沢平 | 山と溪谷オンライン
広大な面積を占める尾瀬へは、群馬県側、福島県側、新潟県側(鳩待峠・大清水、尾瀬御池・沼山峠、小沢平)からアクセスできます。本Webサイトで紹介するコースの入・下山口へのアクセスをまとめました。

例によって前置きが長くなりましたが今回の走行ルートはこちらになります。

走行ルートのGoogle Earth動画はこちらです。
Relive動画とくらべるとカスタマイズできて解像度が高いので良いです。

矢木沢ダムへのライド動画です。
矢木沢ダムは枝道行き止まりなので往復してます。
よく整備された道でした。

奥利根ゆけむり街道ですが、実は奥利根以外もかなり含まれています。
上越側の起点は水上の西側にある赤谷湖らへんで、水上→藤原湖→坤六峠→戸倉→川場→沼田→赤城山がフルコースです。
Ride wiht GPSでルート作ってみたら距離134km、獲得高度3928mでした。
このルートもおもしろいかもしれません。
(今回、赤城山を除いて概ね走っちゃいましたが。。。)
奥利根ゆけむり街道の最高地点が坤六峠(コンロク)1620mです。
赤城山の奥利根ゆけむり街道終点よりも高いです。
しかしこの坤六峠やけに地味です。
動画見てもわかりますが景色は悪くないですが単調すぎです。
「坤六」って普通には読めないような字なので歴史あるネーミングなのかと思ったら違っていて、昭和43年に開通した尾瀬奥利根線林道建設当時の知事である神田坤六さんの名前に由来してるそうです。
つまり歴史的にみても名もない地味な峠ってことですね。

坤六峠
群馬県利根郡みなかみ町と片品村の境にある標高1620mの峠が坤六峠(こんろくとうげ)。群馬県道63号(水上片品線)の途中にあり、峠の名は、尾瀬奥利根線林道建設当時の知事、神田坤六(かんだこんろく)の名に由来。昭和43年の奥利根林道開通以前は、水上営林署長・竹花巌氏の名を取っていわを峠と呼ばれていたとか。

背嶺峠は今回のルートの中ではちょっとおまけな感じです。
上州武尊山に続く稜線を越えて片品村と川場村を結ぶ道ですが、ここは歴史的には多くの里人、旅人に利用されていたルートらしいです。
上州武尊山は単独峰でかなり地形的には存在感ありますが、百名山の割には地味な感じがします。
遠景で目立つ山ではないので損してるのかもしれません。

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